当コミュニティでは、非臨床データの視覚化による
データ活用の利便性を増進するための意見交換、研修などを通じ、
会員所属組織の業務効率向上、会員相互の交流に貢献いたします。
CNUVのご紹介と入会のお誘い
CNUVとは「The Community for Non-clinical Data Utilization and Visualization」の略です。すなわち非臨床データの利活用・可視化に関する情報交換を目的として、2019年8月2日に発足するコミュニティです。
FDAによる毒性試験データの電子提出の義務化をきっかけに、製薬会社では毒性データの電子フォーマット、SEND(Standard for Exchange of Nonclinical Data)の導入が進んできています。しかし、SENDの可視化、利活用については十分にできているとは言えません。
「SEND」は毒性試験データの電子提出のためという観点だけでなく、探索的な毒性試験データの解析や試験間の比較など、広いデータ利用に貢献しうるものであり、さらにはAIでのデータの高次活用(毒性マーカー探索、毒性予測)に道を開く、魅力的なデータ形式・環境と言えるでしょう。
我々は製薬企業で広く使われているBIツール「Spotfire」を利用したSENDデータの可視化環境「Spotfire SEND Viewer」(SSV)を自社で開発し、この環境を製薬企業の枠を超えて利活用するための場としてのコミュニティ、CNUVを設立しました。本会会員企業では、Sporfire利用環境にある企業であれば、制限なくSSVを利用できるようにしています。
またコミュニティではSENDデータの利活用や環境構築の方法、システム化技術について、企業の枠を超えてアイディアを出しノウハウを共有する場を提供しており、参加各企業の安全性評価の効率化だけでなく、日本の創薬全体の質の向上に貢献できるものと信じております。
SENDを利用する全ての企業関係者の皆様、本会にぜひご入会いただきSENDの利活用について意見交換し、さらには「Spotfire SEND Viewer」(SSV)をよりよい環境に育てていきましょう。入会申し込み、お待ちしております。
2019年6月吉日
CNUV発起人代表
日本たばこ産業株式会社医薬総合研究所 堀 浩一郎
お知らせ
- 2019/6/27
- 総会開催のご連絡(開催日程:8/2(金))
- 2019/6/17
- CNUVユーザーサイトをオープンしました。
会員企業一覧(五十音順)
2019年 6月現在 4社
- 塩野義製薬株式会社
- 大日本住友製薬株式会社
- 日本たばこ産業株式会社 他1社
事務局: イーピーエス株式会社、株式会社パーキンエルマージャパン
動画
CNUVとSpotfire SEND Viewerについて
※動画作成時の会の仮名称は「SENDデータ可視化コンソーシアム」となっておりましたので、そのままの名称で公開しております。