I.Mさんインタビュー

I.Mさんインタビュー
  • I.M
  • 統計解析
  • 薬剤および医療機器の製造販売後調査や、臨床研究における窓口対応、ドキュメント・解析プログラムの作成など統計解析業務全般を担当。
    2015年入社

現在の仕事内容

統計解析の部署で、薬剤及び医療機器の製造販売後調査・臨床研究における顧客窓口対応や、ドキュメント・解析プログラムの作成といった統計解析業務全般を担当しています。
部署全体では、薬剤の製造販売後調査に関する案件が多いのですが、私の所属課では医療機器の製造販売後調査や臨床研究など、少し異なる業務を担うことが多くなっています。
実際、入社当初は薬剤の製造販売後調査のプロジェクトを担当することが多かったのですが、現在は医療機器の製造販売後調査や臨床研究のプロジェクトに参画することが増えてきました。

今までのキャリアパス

2015年3月にイーピーエスに中途入社し、統計解析部に配属されました。
前職はシステム開発をしており、未経験の職種だったので不安がありましたが、充実した研修体制もあり、2年目からは一人で窓口対応を任されるレベルにまで成長することが出来ました。
育児休業は第二子の誕生に伴い、2020年9月から4カ月に亘って取得し、2021年1月から現職に復帰して業務に勤しんでいます。

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育休・産休取得に伴うメンバーとの連携・サポート

育休取得を打診した際は、一般的に男性の育休取得がまだ普及していなかったものの、こちらが希望するスケジュールで育休が取得できるよう、上長および所属部長にスムーズに調整いただきました。
復帰した際も、前例の少ない男性の育休取得をむしろ歓迎するという雰囲気がありました。私が特例なのではなく、今後も希望者が増えれば良いと思っています。

育休・産休制度を通して感じたメリット

さまざまな経験を積む機会になったので、視野が大きく広がったと思います。
第一子の時には、自分が育休を取得する、という意識が無く、育休を取得する機会を逸してしまったのですが、日々育児に奮闘する妻の姿を見て、育児がどれだけ大変かを学びました。
今回初めて育休を取得し、妻と二人で育児に臨みましたが、想像以上に育児は大変なのだなと痛感しました。4カ月間、普段妻が行っていることを代わりに対応していたので、日中の家事育児で必要なことを身をもって理解できましたし、苦手な家事についても問題なくできるようになりました。
また、もう一つの変化に、仕事に復帰してからも、隙間時間で出来ることがないか、なるべく意識して行動するようになりました。私が所属している統計解析部は、在宅勤務比率を高めた働き方が出来るので、業務開始前の子供の送迎や通院、休憩時間に洗濯物を干すなど、細かい家事育児対応を隙間時間に出来ていると実感しています。
そして、時短勤務を取得している方の大変さが理解できるようになりました。
イーピーエスは女性社員の占める割合が6割程度となり、時短勤務を取得されているママさん社員も多くいます。こうした方々の苦労や、事情が理解できる男性社員というのは、女性社員の多い弊社では、結構貴重な存在だと思います。

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育休・産休制度利用後の、仕事に対する姿勢・思考の変化

子供を持つ男性として、仕事とプライベートのバランスをどうしていくか考える様になりました。
昨今は共働きの家庭が多いと思いますが、産後は女性のみ産休・育休を取得し、育休があけると時短勤務で仕事に復帰しながら、女性側が家事育児をほぼ全てこなす、といったように、女性の負担が大きい構図となっているのが現状だと思います。私は4カ月育休を取得し、その間の家事と長男の世話は担当しましたが、乳幼児の世話が一番大変ですので、妻の負担が完全になくなるということは当然ありません。夫が仕事をしないで家事育児に専念してもこの状況ですので、夫が仕事に専念してしまうと、妻の負担は相当なものになります。このように身をもって体験したことから、仕事復帰後も、家庭のために使う時間をどう捻出するか、自然と考えるようになりました。

今後のキャリアビジョンと目標

私の所属している部署は、前例の少ない業務にアサインされることが多いので、まずは経験を積み、後からくる同僚や後輩が、担当しやすい環境を整えたいと思っています。
また、統計解析職はいくつかのキャリアパスが描けますが、私個人としては、イーピーエス入社当初から希望している、生物統計に特化した人材になりたいと考えています。そのために、数理統計や生物統計の勉強を中心に行っていて、先日は1年かけて行われる外部研修のBios(統計手法専門コース)にも行かせていただき、無事合格となりましたので、引き続き勉強していきたいです。
生物統計のスペシャリストは大学院で専門の研究室で学んできた方が大半で、非専門家の私がそこを直接目指すのは難しい面もありますが、これらの知識は今後業務が拡大した際に必ず役に立つと確信しているので、何かしらの形で会社に貢献していきながら、キャリアを積み重ねていきたいと願っています。

応募者へのメッセージ

男性として比較的長期で育休を習得しましたが、その後の待遇は変わらず、通常通り復帰できています。男性が育休を取得することを義務化するような流れにもなってきていますが、弊社はかなり早い段階で男性も自由に育休が取得できるよう制度を整えていました。社員の働きやすさを考えてくれる会社だと思いますので、仕事も家庭も大事にしたい方には特におすすめです。

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