M.S.さんインタビュー
- M.S.
- モニタリング
-
新規に立ち上げるOncology試験を担当。現在は、新しい疾患や治療に関する勉強会や、Oncology試験特有の注意事項の共有等を実施中。
2021年入社
イーピーエスに入社を決めた理由
前職では薬剤師として、承認された薬剤を扱う業務を担当していました。
CRA(臨床開発モニター)未経験だったので、入社の決め手は“研修制度が充実している”ことでした。
さらに、イーピーエスには、中途入社でも、新入社員に対して教育指導役が就くメンター・トレーナー制度もあり、手厚くサポートしていただける環境が整っているのはもちろん、ひとりのCRAに、ラインマネージャーとプロジェクトマネージャー等、複数の上長が存在し、CRAのスキル・経験・志向・状況を見守ってくれる組織体制(マトリクス制)が整っているのも魅力的でした。
また、リモートワークが定着し、在宅と出勤の使い分けや、自身の裁量でフレックスタイムを有効的に活用できるため、ワークライフバランスを自身でコントロールできるのが私自身に合っていると感じたこともあり、入社を決めました。
イーピーエスの魅力
社風や人の良さは大きなポイントで、縦のつながりはもちろん、横のつながりも強いのが魅力的だと思います。
縦のつながりでは現在、ラインマネージャーやプロジェクトマネージャー等、複数の上司が私を支えてくださっていますが、業務のことはもちろん、プライベートな話まで、皆さんいつも気軽に声をかけてくれるので助かっています。
横のつながりでは、同じタイミングで入社した同期らと、さまざまな研修やテスト等、目標や課題を共にして乗り越えてきました。そして今でも部署を越えた合同研修や、飲み会などを時々実施しています。
また、当社は、「イーピーエスといえば“がん”。“がん”といえばイーピーエス」と言われていますが、Oncology(がん・腫瘍)をはじめ、CNS(中枢神経系)や希少疾病等の高難易度試験を、プリファード契約※1で顧客から委託いただいていて、こうした高難易度試験にもチャレンジできる環境が整っているのも魅力ポイントだと感じます。
※1 締結企業間で優先的に試験の委受託を行う契約形式。優先契約とも呼ばれる。
現在の仕事内容
最近新しいOncology試験にアサインされ、これから立ち上げが始まるところです。
現在は、新しい疾患や治療の勉強会やOncology試験特有の注意事項等をチーム内で目線合わせをしています。いざ立ち上げが始まったときに、何もわからない状態とならないようにチーム全員で知識をブラッシュアップし、knowledge共有を実施しています。
ひとつ前の試験では、立ち上げから症例組み入れまで実施していました。立ち上げ時期は本当にタスクが多く、契約書の作成や費用の交渉など、業務は多岐に渡ります。自分より若手のメンバーに、試験手順等のアウトプットを実施し、自身を含めた若手社員やチーム全体が、より効率よく業務できるためにはどうしたらよいかを考えるポジションとなってきたので、日々意識して業務を遂行しています。
働く上で大切にしていること
「個」と「チーム」の成長を意識しています。
私自身、未経験で入社したため当時は右も左もわからないことばかりで、その時支えてくれたのが、上司やチームメンバー、同期たちでした。自身が成長する上で、教育してくれる方や支えてくれる方の存在は欠かせません。
プロジェクトもチーム一丸となり、新薬の承認申請を目指しています。そのため「個」すなわち、“いちCRA”としての成長だけでなく、「チーム」として全員で成長していくということを特に大切にしています。
また、“失敗を恐れないこと”を、いつでも心にとめています。
多忙な医師や医療スタッフの方々とコミュニケーションを図ることが多いため、伝えたい情報を齟齬なく的確に伝えるよう常に意識していますが、どうしてもうまくいかないこともあります。失敗することが決して良いわけではありませんが、同じ失敗を繰り返さないために、今後どうしたらよいかを考えることが何よりも大切だと思っています。失敗を恐れ、伝えたいことを伝えきれず悪循環になってしまうのは本末転倒。失敗から学ぶことも多くあり、自身を見つめなおす良い機会になると捉え、日々の業務を遂行しています。
仕事のやりがいと誇り
担当している試験の薬剤に対して、実臨床から「効果があったよ!」「はやく治療薬として使いたいけど、承認はいつ頃になりそう?」等の前向きな声をいただいたときに、特にやりがいを感じます。
CRA業務はかなり多岐に渡るため、毎日の業務タスクで頭がいっぱいになりがちですが、現場からこのような声を聞けたときは、この職種に就いてよかったな、日々の積み重ねが成功に繋がっているのだな、と改めて感じることができます。
私たちの業務は、臨床開発プロジェクトにおけるパイプ役として、未承認薬・未適応の治験薬を治療薬として承認させるという大きなゴールがあります。全てのステークホルダーと共に、大きなゴール(治験薬の承認)に向かい、達成したときの喜びは計り知れません。会社を超え、プロジェクトに携わるすべての方々と一丸となり進めていく、新薬開発はとても魅力ある、やりがいのある仕事だと思います。
応募者へのメッセージ
入社前は「CRAってどんな業務だろう?本当に私にできるかな・・・」等、不安や迷いがあると思います。また、“臨床開発”と聞いて、「医療系の学部を卒業していないけど大丈夫かな・・・」と思う方もいらっしゃると思いますが、何も問題ありません。社内には医療・薬学と関わりが無い学部・専攻出身者や、他業種・他職種の仕事に就かれていた方など、さまざまなバックグラウンドの方がCRAとして沢山活躍されています。
少しでも“臨床開発”に興味を持たれたら、是非チャレンジしていただきたいです。
また、“臨床開発”の業界もグローバル化が進んでいて、近年では業務提携も進んでいます。そのため、新たな疾患領域での開発が進められる等、年々成長を続けています。
業務を進める中で、新薬の開発の進捗等が思うようにいかないこともあるかと思います。私たちの仕事は、新薬を待ち望んでいる方へ、治療の選択肢を増やせる、とてもやりがいのある魅力的な仕事です。