ニュースリリース(詳細)

バーチャル治験におけるeSource*1(DDC*2)をテーマにWebセミナーを開催

2021年10月29日
イーピーエス株式会社

イーピーエス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:佐々明、以下、EPS)、株式会社MICIN(本社:東京都千代田区、代表取締役:原聖吾、以下、MICIN)とメディデータ・ソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、日本法人責任者:西基秀、以下、メディデータ)は、「EPS×MICIN×Medidataコラボレーションセミナー」シリーズの第1弾として、バーチャル治験におけるeSource(DDC)からEDCシステムへのデータ連携をテーマとしたWebセミナーを2021年9月15日に開催いたしました。

EPS×MICIN×Medidataコラボレーションセミナー扉絵

セミナーへの申込人数は434名となり、バーチャル治験への関心度の高さがうかがえるセミナーとなりました。

今回のWebセミナーでは、MICINのシステム「MiROHA」のeSource機能を使用して電子ワークシートに入力された原データ情報が、メディデータのシステム「Rave EDC」に連携される部分についてシステムを用いたデモを実施し、あわせて導入時のタスクやスケジュール、導入効果などをご紹介いたしました。

普段はあまり見ることができない実際のシステムの挙動や、それらの仕組みを導入する際の具体的なご提案内容を配信内容に盛り込んだ結果、Webセミナー視聴者による満足度調査では、「満足」と「やや満足」の合計が83%となる評価をいただきました。

講演内容についての満足度グラフ

また、セミナー当日に多くいただいたご質問およびそれらに対する回答のご紹介や、「MiROHA」から「Rave EDC」へのデータ連携に関するより詳細なご説明等を盛り込んだ続編のセミナーを2021年12月2日に開催いたします。

EPSはバーチャル治験を推進する「Virtual Go」構想をスタートさせており、治験のバーチャル化の普及と実現に向けた活動の1つとして、今後もWebセミナーを定期的に開催していきます。

EPSの「Virtual Go」構想

EPSは臨床試験業務を支援するリーディングカンパニーとして、これまで培ってきたデータサイエンスに関する専門性や豊富な経験・実績をもとにバーチャル治験を推進していく「Virtual Go」という構想を進めています。

Virtual Goロゴ

「Virtual Go」とは、EPSがバーチャル治験を推進していくためのサービス総称です。
「被験者が施設へ訪問しなくてもよいバーチャル」と、「CRA*3が施設へ訪問しなくてもよいバーチャル」を念頭に、eConsent*4をはじめとした、オンライン診療、DDC、eCOA*5、ウェアラブルデバイスの活用、治験薬配送、訪問看護、検体回収など様々なスキームについて、試験デザインや疾患領域に合わせてEPSがトータル的に提案・運用・管理を行い、バーチャル治験を推進します。

MICINのバーチャル臨床試験システム「MiROHA(ミロハ)」

MICINが開発・運営するバーチャル臨床試験システム「MiROHA」は、オンライン診療を実現するビデオ通話機能に加えて、臨床試験での特殊なデータ収集要件を満たすためのeSource機能を搭載した、国内初のバーチャル臨床試験システムです。
MiROHA eSourceを用いることで、通常紙で管理している元データをデジタル管理とし、更にEDCへの連携機能を用いることで業務効率化を実現できる可能性があります。その結果、臨床試験に係るリソースやコストの削減へ繋がっていくことが期待されます。

メディデータの「Rave EDC」

Rave EDCはMedidata Rave Clinical Cloudの基盤であり、短時間での実装により、あらゆる規模、期間、複雑な試験であってもサポートが可能です。Rave EDCは、17,000件以上の試験(現在進行中の3分の1)と400万人以上の被験者の実績によりそれが証明されています。 当社の柔軟なアーキテクチャは、データの取得からクレンジング、管理までを臨床研究チームが一気通貫でできるようにし、臨床試験のライフサイクルにおけるあらゆる段階で効率的な試験実施をサポートします。 臨床および非臨床のソース全体においてデータを収集し、Rave EDCと簡単に統合することもできます。 Rave EDCにより、1つのインスタンスで全ての役割をこなすコラボレーションを実現でき、生産性を高めることができます。 施設、役割ごとのページ、ワークフロー、およびタスクリスト全体で一貫したエクスペリエンスを提供します。 データは集約されているため、あらゆる入力元から情報を入手・確認できます。この知見を生かし、メディデータの製品の改善だけでなく、CRO・製薬会社での製品の使用経験についても改善を行なっていきます。

イーピーエス株式会社について

イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMS*6を中心とした臨床試験を総合的に支援するCRO*7です。臨床試験を推進する機能のすべての入口となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、これまでの豊富な実績で培ったデータサイエンスの専門性とデジタル技術を活かし、顧客ニーズに応える新たなモデルを提案していきます。

株式会社MICINについて

MICIN(マイシン)は、オンライン診療サービス「curon(クロン)」を手掛けるアプリケーション事業を軸に2015年に創業した会社です。オンライン診療は既に5,000を超える医療機関に導入されております。「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」というビジョンの達成に向けて、オンライン診療「curon」やオンライン服薬指導サービス「curonお薬サポート」をはじめとしたオンライン医療事業、デジタルセラピューティクス事業、臨床開発デジタルソリューション事業(MiROHA)、保険事業などの様々な領域のサービスを展開しています。

メディデータ・ソリューションズ株式会社について

メディデータは、より多くの患者さんの希望を実現できるよう、ライフサイエンス分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進しています。新しい治療の価値最大化、リスク最小化、アウトカム最適化のために、製薬企業、バイオテクノロジー企業、アカデミア、医療診断・機器メーカーなどが日々取り組んでいる研究において、エビデンスを見出し、新たなインサイトを獲得できるよう支援しています。メディデータが提供しているClinical Cloud Platformは、1,700社以上のライフサイエンス企業や団体に採用され、100万人以上の認定ユーザーが利用しており、臨床開発、コマーシャルさらにはリアルワールドデータの活用において世界で最も使われているプラットフォームです。メディデータは、米国ニューヨークに本社を置く、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ:#13065、DSY.PA)の傘下のグループ企業であり、世界各国に拠点を置き、各国またはグローバルでの臨床試験ニーズにお応えしております。より詳細な情報はwww.medidata.com/jpLinkedIn / Facebookの日本語公式アカウントページなどをご覧ください。

Medidata および Medidata Rave は、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ: #13065, DSY.PA)傘下のMedidata Solutions, Inc.の登録商標です。

  • *1:eSource(Electronic Source Data(電子的原データ))
  • *2:DDC(Direct Data Capture(電子的な記録データの直接収集))
  • *3:CRA(Clinical Research Associate(臨床開発モニター))
  • *4:eConsent(Electronic Consent(電子的同意取得))
  • *5:eCOA(Electronic Clinical Outcome Assessment(電子臨床アウトカム評価))
  • *6:PMS (Post Marketing Surveillance(製造販売後調査))
  • *7:CRO(Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関))

【本件に関するお問い合わせ先】

イーピーエス株式会社
管理センター 総務室 広報担当
E-mail: koho@eps.co.jp