ニュースリリース(詳細)
薬剤疫学ワークショップ開催のお知らせ
2023年1月30日
イーピーエス株式会社
2022年3月に開催しご好評をいただきました薬剤疫学ワークショップを、2023年3月に開催することになりましたのでご案内いたします。
実施予定の薬剤疫学ワークショップでは、薬剤疫学の基礎的な講義のほか、設定されたシノプシスをもとにデザインダイアグラムの検討、作成を予定しております。(デザインダイアグラムとは何か)
こんな方に
- 医療情報DBの活用に今後関わる予定のある初学者の方
- デザインダイアグラムの検討、作成をしたい方
- アカデミアの先生方とディスカッションしたい方
セミナーのゴール
- RWDを用いたアプローチによるエビデンスが、意思決定に十分な品質を有するために必要なことを理解する
- リサーチクエスチョン(RQ)の解決のための手段の1つとして選択可能なリアルワールドデータ(RWD)を活用して研究を実践するための基礎力を付ける
- 事前課題(デザインダイアグラムの作成検討)・セミナー・ワークショップ等、講師からの指導を通じて、DB調査のプロトコル立案のイメージとノウハウを体得する
※当該薬剤疫学ワークショップでは事前課題の提出が参加の要件となっております。事前課題は開催の1カ月前にご案内する予定です。
デザインダイアグラムとは何か
- データベース研究は、RCTよりも多くのデザインを考慮する必要があり、各デザイン特有の用語もあり、論文ごとに用語の使われ方にバラツキもあります
- デザインダイアグラムを用いることで、研究デザインを図によって視覚化し、また標準化された用語により、データベース研究の再現性を高めることにつながります
- Sebastian Schneeweiss先生らも下記の論文を出されるなど、近年データベース研究を行う上で重要なツールとして注目が高まっています
<参考論文>
- Graphical Depiction of Longitudinal Study Designs in Health Care Databases
- Sebastian Schneeweiss, MD, ScD, Jeremy A. Rassen, ScD, Jeffrey S. Brown, PhD, Kenneth J. Rothman, DrPH, Laura Happe, PharmD, MPH, Peter Arlett, MD, Gerald Dal Pan, MD, MHS, Wim Goettsch, PhD,William Murk, PhD, and Shirley V. Wang, PhD
- Graphical Depiction of Longitudinal Study Designs in Health Care Databases | Annals of Internal Medicine (acpjournals.org)
ワークショップで予定している内容
- 薬剤疫学に関する基礎の講義
- デザインダイアグラムに関する講義
- 事前課題の講評および解説
- データベース調査のシノプシスを元にした具体的な研究デザインの検討、デザインダイアグラムの作成(グループワーク)
※研究デザインの検討では、組入れ/除外基準の定義、観察期間の定義、曝露の定義などをご検討いただきます。 - 研究デザインの検討、及びデザインダイアグラムを理解するための資料配布、内容確認および検討(事前課題)
概要
- 日時
- 2023年 3月10日(金)13:00~18:00
- 会場
- オンライン開催(zoom もしくは teamsで開催予定)
- 参加費
- 5,000円
- 定員
- 30名(先着順)
※同一企業様から複数名のお申込みを頂いた場合、応募状況によって他企業様を優先させて頂く場合がございます - 講師
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慶應義塾大学
薬学部 薬学科 医薬品開発規制科学講座
教 授 漆原 尚巳先生
准教授 原 梓先生
京都大学
医学研究科 薬剤疫学分野 デジタルヘルス学講座
特定助教 深澤 俊貴先生
漆原先生 ご略歴
医学博士(社会健康医学専攻)。専門は薬剤疫学、レギュラトリーサイエンス。代表著書は『ストロムの薬剤疫学』(監訳)(2019年)など。
原先生 ご略歴
博士(医療薬学専攻)。専門は疫学、薬剤疫学。主な著書は『薬学統計AtoZ』(2020年)など。
深澤先生 ご略歴
修士(薬科学)。専門は薬剤疫学。第5回日本臨床疫学会ではデザインダイアグラムのグループワークの講師を務める。
- その他
- ワークショップ参加に際し事前課題を提出いただきます。
ワークショップに関するお問い合わせ
薬剤疫学ワークショップ事務局:prj-eps_workshop@eps.co.jp