ニュースリリース(詳細)

市販後安全管理と患者参画を融合する
「患者の声を活かしたリスク最小化活動支援サービス」の提供開始

2024年9月24日
イーピーエス株式会社

医薬品開発⽀援のイーピーエス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:⼭⽥ 剛久、以下「EPS」)は、医薬品リスク管理計画(RMP)の中で実施されるリスク最⼩化活動への患者さんの声の反映を⽬的として、「患者の声を活かしたリスク最⼩化活動⽀援サービス」の提供を本⽇より開始いたします。

サービスの概要

「患者の声を活かしたリスク最小化活動支援サービス」は、リスク最小化活動の一環として作成される患者さん向け資材がより有効なものとなるように、患者さんの声を収集・反映した資材の作成や評価・改善を提案いたします。

市販後安全管理×voicebook

サービス内容

  • ユーザーテスト
製造販売承認前に、作成段階の患者さん向け資材について、患者さんにインタビューを実施し、事前に患者さんの反応や資材の理解しやすさを確認します。これにより、さらなる適正使用の推進や可読性の向上が期待できる資材を作成します。

  • リスク最小化活動の効果確認
製造販売承認後に、医療現場で使用されている患者さん向け資材について、調査研究として患者アンケート等で資材の理解度と行動への影響を確認し、必要に応じて、研究結果を論文化します。
これにより、患者さん向け資材に対する、リスク最小化活動としての評価・改善サイクルを実現します。

サービス提供の背景

欧州および米国では、関係規則においてリスク最小化活動の効果の測定・評価が求められ、そのあり方や具体的な方法に関する議論が行われています。しかし、本邦においてはリスク最小化活動の効果は実施状況および副作用発現率の減少で評価され、情報提供資材に関する患者さんの理解度や行動変容の評価はあまり行われていません。
このような現状を認識した上で、今後の国内外の規制当局からの要請に備えることを考慮するとともに、本サービスを通してリスク最小化活動への患者さんの参画を促進する取り組みを前進させることに寄与してまいります。
EPSは、今後もあらゆる場面で患者さんの参画を促進して、最終顧客である患者さんの満足度の向上に寄与します。

イーピーエス株式会社について

イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMS※1を中⼼とした臨床試験を総合的に⽀援するCRO※2です。臨床試験を推進する機能のすべての⼊⼝となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、さまざまな領域、フェーズの試験において医療機関や患者と製薬企業の橋渡しとなり、患者中⼼の治験の在り⽅を追求してまいります。

【本件に関するお問い合わせ先】

イーピーエス株式会社 広報戦略室
E-mail:koho@eps.co.jp

  • ※1 PMS:Post Marketing Surveillance(製造販売後調査)
  • ※2 CRO:Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)