ニュースリリース(詳細)

イーピーエスが患者支援団体と患者参画で協業関係を構築~開発計画に患者の声を活かす新たなサービスを提供開始~

2024年10月1日
イーピーエス株式会社

医薬品開発支援のイーピーエス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:山田 剛久、以下「EPS」)は、患者さんや患者団体を支援する一般社団法人ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(以下「VHO-net」)および一般社団法人ピーペック(以下「PPeCC」)と患者参画における協業関係を構築しました。
これにより、当社が提供する患者参画支援ソリューション「Voicebook」をさらに発展させ、新たに「患者の声を活かした開発計画支援サービス」の提供を本日10月1日から開始いたします。

患者支援団体との協業

患者さんの声を収集し治験に反映することは、治験参加者の負担を軽減し、より参加しやすい治験の実現につながります。一方、製薬企業およびアカデミアにおいても、承認取得後の医薬品等がどのように使用されるかを想定した開発が可能となり、より適切な安全対策の実施も期待されています。
そこでEPSは、これらの活動を推進するため、患者参画に積極的に取り組んでいる、VHO-netおよびPPeCCと協業関係を構築しました。
患者さんの声を収集・発信し続けている両団体と、EPSの臨床開発分野における専門サービスとを組み合わせることで、製薬業界の患者参画への取り組みをさらに推進します。

EPS×VHO-net

サービスの概要

治験計画の立案や同意説明文書の作成に、「患者さんの声」を反映することで患者さん・製薬企業・アカデミアにとって、より価値の高い治験の実現を支援するサービスです。

voicebook

サービスの内容

協業する患者支援団体の協力のもと、治験計画・同意説明文書の具体的な改善につながる事項について患者さんのご意見を聴取します。得られたご意見を、各種規制・ガイドラインに照らし合わせながら、医薬品のモダリティ、対象患者の年齢、疾患、臨床試験デザインなど、科学的視点と患者視点のバランスの取れた治験実施計画書や同意説明文書の改訂案を提案します。

患者参画支援ソリューション 「Voicebook」 は、製薬企業が、医薬品開発等のパートナーである患者さんの声を直接聞く機会を提供し、治療に関する患者さんのニーズをより深く理解することを支援します。これにより、医薬品開発に新たな視点が加わり、より価値の高い医薬品開発に貢献します。
EPS は、今後も 「Voicebook」 のサービスを拡充し、製薬業界の患者参画をさらに推進して健康産業の発展に寄与します。

イーピーエス株式会社について

イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMS※1を中心とした臨床試験を総合的に支援するCRO※2です。臨床試験を推進する機能のすべての入口となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、さまざまな領域、フェーズの試験において医療機関や患者さんと製薬企業の橋渡しとなり、患者中心の治験の在り方を追求して参ります。

一般社団法人ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会について

VHO-netは、疾病や障がい、保健医療福祉関係者、企業等の立場を越え、各団体のリーダーたちが集い、メンバーが主体的に活動に参加し、より良い医療の実現や生活の質の向上を目指して共に学ぶ場を創出してきました。そして、すべての人がより健康で住みやすい社会をつくり出すことを目的として活動を行います。

一般社団法人ピーペックについて

ピーペックは病気をもつ人や、そのご家族、患者会、さまざまな企業、地域のみなさんとつながり、「病気があっても大丈夫」と言える社会の実現をめざしています。病気をもつ人の“こえ”をあらゆる方法で集積・発信することで、新しい価値に変換し、「どうしようもある世の中」を叶えていきます。

【本件に関するお問い合わせ先】

イーピーエス株式会社 広報戦略室
E-mail:koho@eps.co.jp

  • ※1 PMS:Post Marketing Surveillance(製造販売後調査)
  • ※2 CRO:Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)