ニュースリリース(詳細)

ArisGlobalのLifeSphere® MultiVigilanceを基盤とした
マルチテナント型安全性データベースを提供開始

2026年4月13日
イーピーエス株式会社

医薬品・医療機器・再生医療等製品開発支援のイーピーエス株式会社(本社︓東京都新宿区、代表取締役︓髙井 紀幸、以下「EPS」)は、ArisGlobal社(米国、CEO︓Aman Wasan)が提供する安全性情報処理システム「LifeSphere® MultiVigilance(以下、「LSMV」)」を基盤とした、マルチテナント型の安全性データベースサービスを、医薬品・医療機器メーカー向けに、提供を開始したことをお知らせいたします。

これまで国内では、一部の安全性データベースにおいてマルチテナント型サービスが提供されてきましたが、ArisGlobal社のLSMVを用いたマルチテナント型サービスは提供されていませんでした。安全性データベースにはそれぞれ特長があり、また企業が求めるニーズや必要な機能も多様化しています。こうした中、複数の製品からデータベースを選択できる環境が整うことは、日本における臨床開発および市販後の安全管理体制の高度化に資するものです。本サービスの提供により、医薬品・医療機器メーカーは、初期投資や運用コストを抑えつつ、信頼性の高い安全性情報管理体制の構築が可能となります。

ArisGlobalは、220社を超える、グローバルなライフサイエンス企業やCRO※1、政府保健当局等と提携する、ライフサイエンス業界における重要なパートナーです。近年、医薬品・医療機器・再生医療等製品の開発および市販後における安全性情報管理業務は、規制要件の高度化・国際化に伴い、より迅速かつ高品質な対応が求められます。それに伴い安全性データベースの活用が進むなか、システム導入や運用にかかるコストやリソースの確保は、多くの医薬品・医療機器メーカーにとって大きな負担となっていました。

今回、EPSが提供を開始したLSMVマルチテナント型サービスは、LSMVが有する高機能かつ信頼性の高い安全性情報管理機能を、自社でサーバーや保守要員を用意することなく利用できるようにするものです。
セキュリティを確保しながら、低コストでの運用を実現し、医薬品・医療機器メーカーの負担を軽減します。

EPSは業務受託だけでなく、システム提供を通じても、医薬品・医療機器メーカーのファーマコビジランス業務を包括的に支援してまいります。

マルチテナント型サービスとは

マルチテナントサービスは、従来各社がそれぞれ導入する必要があったサービスを、サーバーやデータベース、アプリケーションといったリソースを複数のテナント間で共有できるようにすることで、同様の機能を安価に利用できる提供方法です。 リソースは共有しますが、各テナントのデータやアクセス権限は分離され、互いに干渉しない設計が施されています。

EPSが展開するLSMVマルチテナント型サービスの特徴

  • リーズナブルな料金体系
    症例数が少ない場合でも、利用規模に応じて安価に利用することが可能です。 医薬品・医療機器メーカーが自社独自に安全性データベースを導入する場合、一定以上の症例処理件数を前提とした契約が求められるケースがありますが、本サービスでは、希望する症例処理件数に応じた契約が可能なため、不要な症例分への支出を抑えることができます。
  • 迅速な稼働開始
    EPSがインフラ環境を提供。各企業は個別設定のみで利用開始できます。 システム構築にかかる負荷を軽減し、短期間での稼働開始を実現します。
  • 運用負荷の軽減
    システム管理業務はサービスに含まれるため、利用企業は安全性情報管理の中核業務へリソースを集中できます。
  • 幅広い適応範囲
    ICHや各国規制に対応したLSMVの機能を活用し、国内外の安全性情報管理業務を支援します。医薬品に加え、医療機器および再生医療等製品にも対応しています。
  • 包括的なサービス提供
    EPSの豊富な実績と経験を生かし、LSMVの導入やシステムバリデーションだけでなく、安全性情報管理業務のフルサポートまで、一貫して対応いたします。
LSMVマルチテナント型サービス概要

イーピーエス株式会社について

イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMS※2を中心とした臨床試験および臨床研究を総合的に支援するCROです。臨床試験を推進する機能のすべての入口となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、これまでの豊富な実績で培ったデータサイエンスの専門性とデジタル技術を生かし、顧客ニーズに応える新たなモデルを提案していきます。

ArisGlobal社について

ArisGlobalは、AIを中核に据えた革新的なライフサイエンス向けのテクノロジー企業であり、LifeSphere®の開発元として、世界の主要ライフサイエンス企業が飛躍的進歩を実現し、新製品を市場へ送り出すプロセスを変革しています。米国に本社を置き、欧州・インド・日本・中国に地域拠点を構えています。
最新情報については、LinkedInのArisGlobalをフォロー頂けますと幸いです。
詳細は「https://www.arisglobal.com」でご覧いただけます。

LifeSphere® MultiVigilance(LSMV)の概要

LifeSphere® NavaX™を基盤とするMultiVigilanceは、業界初の、そして業界を牽引するエンドツーエンドの自動化症例処理ソリューションであり、世界中の安全性チームがスケーラブルで効率的、かつ一貫性のある症例管理を実現できるよう設計された先駆的なプラットフォームです。MultiVigilanceは、AIと自動化の最新技術を活用し、患者の安全性および各種規制要件に沿って、グローバルなコンプライアンスの効率性と包括性を高めます。本製品は、主要なバイオ医薬品企業との協働によって開発され、世界各地での導入実績によってその信頼性が実証されています。また、医薬品だけでなく、医療機器、再生医療等製品にも対応し、PMDA※3はもちろん海外当局(FDA※4、EMA※5等)への報告要件にも適合しています。加えてMultiVigilanceは、真のマルチテナント構造を備えた高度なセキュリティのクラウド型SaaSプラットフォームを採用しており、最小限のIT投資で、現在から将来にわたるお客様のニーズに柔軟に対応できるよう設計されています。アップグレードもシームレスに実施できます。世界の主要企業が、MultiVigilanceを活用して症例管理業務をどのように変革し、デジタルトランスフォーメーションを推進しているのかをご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】

イーピーエス株式会社 広報担当
E-mail:koho@eps.co.jp

※1
CRO︓Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)
※2
PMS︓Post Marketing Surveillance(製造販売後調査)
※3
PMDA︓Pharmaceuticals and Medical Devices Agency(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
※4
FDA︓Food and Drug Administration(米国食品医薬品局)
※5
EMA︓European Medicines Agency(欧州医薬品庁)