ニュースリリース(詳細)
イーピーエスが責任ある生成AI活用に向けた全社体制を整備~AI基本方針の制定と、Microsoft 365 Copilot本格導入について~
2026年5月22日
イーピーエス株式会社
医薬品・医療機器・再生医療等製品開発支援のイーピーエス株式会社(本社︓東京都新宿区、代表取締役︓髙井 紀幸、以下「EPS」)は、生成AIを安全かつ適切に活用するための社内体制整備の一環として、2026年4月1日付で「AI基本方針」を制定しました。あわせて、2026年2月より試行導入していたMicrosoft 365 Copilot(以下「Copilot」)について、このたび全社での本格導入を決定しました。
生成AIの活用拡大に伴うプライバシーや情報セキュリティ上のリスクに加え、学習データの偏りによる不適切または偏った内容の生成や、出力結果を過度に信頼することによる判断ミスのリスクも踏まえ、品質と信頼性が求められるCRO※1として、利便性とガバナンスの両立がますます重要になっています。この認識のもと、2026年4月にAI基本方針を制定し、人主体の判断や公平性、情報セキュリティ、透明性を重視したAI活用の枠組みを明確にしています。さらに、Copilotの試行導入を通じて有効性や課題の確認を行い、その対応策を整理し、方針に沿った形で全社での本格導入を決定しました。当社は、品質と信頼性が重要視される医薬品・医療機器・再生医療等製品の開発支援業務において、生成AIを業務の効率化および高度化を実現する技術基盤として位置づけ、厳格なガバナンスのもと安全に活用してまいります。
背景
生成AIは、業務の効率化や高度化に資する技術として急速に普及する一方で、プライバシー侵害や情報セキュリティ上のリスク、差別・バイアスといった社会的課題を内包しています。
当社はCROとして、品質と信頼性が重視される領域に携わる立場から、生成AIの利活用にあたっては、利便性の追求と同時にガバナンスの確保が不可欠であると考えています。こうした認識のもと、AIを社会課題の解決や顧客価値の向上、さらには事業の持続的成長に資する重要な技術基盤と位置づけつつ、その活用に伴う責任についても明確にする必要があると判断しました。
AI基本方針の制定について
こうした背景から、当社は2026年4月1日付で「AI基本方針」を制定しました。本方針は、経営理念および行動憲章をはじめとする既存の各種方針との整合性を前提に、当社が関与するAIの開発、提供、利用に関する基本的な考え方を示すものです。
AIの利活用においては、人が主体となって最終的な判断と責任を担うことを原則とし、公平性・非差別、プライバシーや情報セキュリティをはじめ、第三者の権利への配慮を含めた適切な管理、透明性と説明責任の重視といった価値を尊重します。また、業務従事者のAIリテラシー向上や、ガバナンス体制の継続的な改善にも取り組むことで、AI活用による顧客や各種ステークホルダーの価値最大化とリスク最小化の両立を目指します。
なお、本方針の全文は、当社ウェブサイトにて公開しています。
https://www.eps.co.jp/ja/sustainability_ai-policy.php
Copilotの試行導入と本格導入の決定について
当社は、AI基本方針に基づく生成AI活用を具体的な業務に実装していく一環として、2026年2月からCopilotの試行導入を実施しました。試行期間を通じて業務への有用性を確認するとともに、実際の業務との親和性や運用上の課題を整理したうえで、AI基本方針に基づくガバナンスの枠組みを前提とした運用が可能であると判断し、同年7月からCopilotを全社で本格的に導入することを決定しました。
さまざまな利用シーンを想定し、約4,000人の従業員が共通のルールと考え方のもとで生成AIを活用できる体制を整備するとともに、責任ある利活用を推進していきます。
今後の取り組み
今後は、AI基本方針に基づき、生成AIの活用状況や社会的要請、技術動向を踏まえながら、運用ルールやガバナンス体制の継続的な見直しを行っていく予定です。また、社内での活用事例の共有や教育・啓発を通じて、業務特性に応じた適切な活用の定着を図ります。
当社は引き続き、品質と信頼性を重視する領域において、透明性と倫理性を確保しながら、生成AIを含むデジタル技術の活用を段階的に進めてまいります。
イーピーエス株式会社について
イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMS※2を中心とした臨床試験および臨床研究を総合的に支援するCROです。臨床試験を推進する機能のすべての入口となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、これまでの豊富な実績で培ったデータサイエンスの専門性とデジタル技術を生かし、顧客ニーズに応える新たなモデルを提案していきます。
【本件に関するお問い合わせ先】
イーピーエス株式会社 広報担当
E-mail:koho@eps.co.jp
- ※1
- CRO︓Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)
- ※2
- PMS︓Post Marketing Surveillance(製造販売後調査)