ニュースリリース(詳細)
イーピーエス、RWD解析の標準化による新サービス
「New User Design 解析サービス」を提供開始
~研究設計から解析までを効率化し、迅速な意思決定を支援~
2026年7月29日
イーピーエス株式会社
医薬品・医療機器・再生医療等製品開発支援のイーピーエス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙井 紀幸、以下「EPS」)は、リアルワールドデータ(RWD)を活用した研究・意思決定を、より迅速かつ効率的に支援する新サービス「New User Design 解析サービス」の提供を本日より開始したことをお知らせいたします。
本サービスは、EPS がこれまで蓄積してきた RWD 解析の知見をもとに開発した、『New User Design※を標準化した解析フレーム』を適用することで、低コスト・短納期でありながら、論文化も視野に入れた品質のRWD解析を実現するものです。
研究設計の初期検証・最適化や新規適応症・新規テーマにおける意思決定支援、学会発表・論文化を見据えたエビデンス創出を支援するとともに、治療実態や患者特性、医療資源利用状況(HCRU)の把握など、さまざまな場面におけるRWD活用を支援し、医薬品開発や医療政策分野におけるデータ活用の裾野拡大に貢献します。
※New User Design:対象薬剤の新規使用患者を起点として評価を行う、医薬品疫学研究で広く用いられる研究デザイン
背景(RWD活用の拡大と課題)
近年、RWDを活用した解析や研究は国内外で急速に増加しており、医薬品開発や医療政策においてさらなる活用とエビデンス創出への期待が高まっています。
一方で、従来のRWD解析は研究課題ごとに解析設計を個別に構築するケースが多く
- 個別設計によるコスト増大と解析期間の長期化
- 研究ごとに異なる設計による再現性確保の難しさ
- 初期検証やGo/No-Go判断にRWDを機動的に活用しにくい
といった課題がありました。
このため、RWDは有用な情報源である一方、スピードが求められる初期検討や複数テーマの比較検討においては、十分に活用しきれない場面もありました。
EPSは、こうした課題に対応するため、これまでの解析実績を通じて蓄積した知見を基に、研究計画から解析、結果作成までのプロセスを標準化した新たな解析サービスを開発しました。
新サービスの概要
「New User Design 解析サービス」は、これまでに対応してきた「50社・350プロジェクト」以上の解析実績を基に構築した、New User Designを標準化した解析フレームを活用するサービスです。
解析フレームを標準化することで、従来のフルカスタム型解析サービスに比べて、低コスト・短納期かつ高品質なRWD解析を実現いたします。
New User Design 解析サービスの特徴
-
標準化された解析フレームによる再現性の高い設計
研究計画から解析計画、プログラム、解析結果作成までの流れを標準化することで、再現性と安定性の高い解析を実現します。 -
低コスト・短納期での提供
標準化フレームを適用することで、従来の個別設計型サービスと比較して、最大70%のコスト削減と納期の短縮を実現します。
案件条件に応じて、解析費用300万円から、最短1カ月での実施が可能です。 -
論文化を見据えた品質の維持
標準化によって効率化を図りながらも、従来同等の品質基準を維持し、学会発表や論文化に活用可能なアウトプットの提供を目指します。 - 柔軟な設計条件の指定に対応
対象患者、比較群、アウトカム、フォローアップ期間など、研究上重要な条件は柔軟に設定できるため、初期検証から本格研究まで幅広い用途に対応可能です。 - 研究設計から解析結果作成まで一貫支援
RWD研究において必要となる研究設計、解析、結果整理、報告用資料作成までを一貫して支援し、社内意思決定や対外説明に活用しやすい形で提供します。
想定される活用シーン
本サービスは、以下の用途での活用を想定しています
- 研究設計の初期検証・最適化
- 学会発表・論文化を見据えたエビデンス創出
- 新規適応症・新規テーマにおける意思決定支援(Go/No-Go判断)
医療DXへの貢献
本サービスが目指すのは、「RWD解析の高度化」だけでなく、RWD活用の迅速化・実装拡大を通じた「RWD活用の裾野拡大」です。
これまで一部の大規模研究や個別案件に偏りがちであったRWD活用を、より広範な意思決定プロセスへ展開し、製薬企業等におけるデータ利活用のハードルを下げることで、研究開発の効率化と医療DXの推進に貢献してまいります。
今後の展開
今後 EPSは、本サービスを起点として、より多くの企業が迅速にRWDを活用できる環境整備を進め、医薬品開発の意思決定の高度化に貢献するとともに、治療実態や患者特性、医療資源利用状況(HCRU)の評価を含む幅広いRWD活用を支援し、「AI・機械学習技術との連携」「PMS※1・RMP※2・申請関連業務との連動」「解析プロセスの自動化・プラットフォーム化」などを視野に入れ、RWD活用のさらなる発展に貢献してまいります。
EPSはこれからも、医薬品・医療機器・再生医療等製品の開発支援を通じて、日本の医療・ヘルスケア領域における課題解決に取り組み、人々の健康で豊かな未来の実現に貢献してまいります。
イーピーエス株式会社について
イーピーエス株式会社は1991年に事業を開始し、治験やPMSを中心とした臨床試験および臨床研究を総合的に支援するCRO※3です。臨床試験を推進する機能のすべての入口となる「Trial GATE」というコンセプトに基づき、これまでの豊富な実績で培ったデータサイエンスの専門性とデジタル技術を生かし、顧客ニーズに応える新たなモデルを提案していきます。
【本件に関するお問い合わせ先】
イーピーエス株式会社 広報担当
E-mail:koho@eps.co.jp
- ※1
- PMS:Post Marketing Surveillance(製造販売後調査)
- ※2
- RMP:Risk Management Plan(医薬品リスク管理計画)
- ※3
- CRO:Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)